シン・ウルトラマン/総監修 庵野秀明/感想

本日、映画『シン・ウルトラマン』を見たので、感想をお伝えします。

今回私が「シン・ウルトラマン」から受け取ったメッセージは、

未知を理解しようとする努力の重要性

自分で考え、突破する努力の重要性

です。

また、ウルトラマンの戦闘シーンはCGを使って迫力があり、カッコいいものになっていました。

しかし、それだけにとどまらない面白さがありました。

オリジナルの設定が現代科学風にアレンジされている

オリジナルの設定が現代風にアレンジされており、違和感なく見る事ができました。

オリジナルではオレンジ色の隊員服を着た科学特捜隊が登場しますが、「シン・ウルトラマン」ではスーツを着た禍威獣特設対策室のメンバー達が登場します。

オレンジ色の隊員服ではなく、スーツの方が現代風で違和感はないですね。

ストーリーやキャラクターも、オリジナルのアレンジになっているので、「ああ、あの話が元ネタか。」と分かる人には分かる設定になっているのも嬉しいところです。

アングルがすごい

「シン・ウルトラマン」を見ていて、「カメラアングルが斬新だな~。」と思いました。

椅子越しや、人物の肩越しからのアングルが印象的です。話している人物が強調されると共に、どこか覗き見している感覚になり、シリアス感が増すと感じました。

ウルトラマンと禍威獣の戦いのシーンも、CGならではのアングルで迫力がありました。

例えば、ウルトラマン視線のアングルがあり、敵と戦っている臨場感が伝わってくる演出となっています。

様々な対比による演出

様々な対比も面白いところです。

1 神永(ウルトラマン)の冷静さと、人間たちの感情性

2 ウルトラマンのシンプルなデザインと、禍威獣などの複雑なデザイン

3 禍威獣の野獣さと、外星人の知的レベルの高さ

4 シリアスとユーモア

5 青い地球と、漆黒の宇宙

このようなコントラストの中、ウルトラマンは人間と外星人の中間の存在として描かれています。

ラストが驚きの展開

オリジナルですと、ウルトラマンは最強の怪獣ゼットンと戦い、敗れます。しかし、科学特捜隊のメンバーが武器で攻撃して、ゼットンを倒します。

ウルトラマンは、兄であるウルトラマンゾフィーに助けてもらい、M78星雲に帰るという展開です。

さて、「シン・ウルトラマン」はどのようなラストになるのでしょうか。

私はラストの展開に驚きと納得という感想を持ちました。

是非、劇場でお確かめください。

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