映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』から考える鬼太郎と目玉おやじの謎
2023年の秋に、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、劇場公開予定です。
それにちなんで、今回はちょっと誤解されやすい話の真実をお伝えします。
※諸説ある内の一つかもしれませんので、ご了承ください。
目玉おやじは鬼太郎の左目ではない
あるお父さんが、子供に「目玉おやじは、鬼太郎の左目だよ。」と伝えているのを聞いたことがあります。
私も母親からそう聞かされました。
しかし、これはちょっと違います。
私が知りうる限りですが、目玉おやじは幽霊族の生き残りであった鬼太郎のお父さん(ミイラ)の目玉です。
鬼太郎のお父さんが死んだ後、お父さんの目玉に手と足が生えてきたのが目玉おやじです。
鬼太郎の左目はベッド
鬼太郎は幽霊族の妖怪です。幽霊と付いていますが、一応妖怪のようです。
血液銀行の行員である水木は、死んだ幽霊族の女(鬼太郎の母親)を土に埋めました。
しかし、土の中で生まれた鬼太郎は自力で土から這い出してきたのです。
この時、鬼太郎は左目を岩にぶつけてケガしてしまいます。ですが、その左目が目玉おやじになるわけではないのです。
一方で、鬼太郎の空いた左目奥にはベッドがあり、目玉おやじは普段そこにいると言います。
だから、「目玉おやじは鬼太郎の左目」だと勘違いされているのかもしれません。
ゲゲゲの謎
今回お伝えした内容は、『水木しげる 鬼太郎大百科』に書かれていますので、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』と比べてみると面白いと思います。
〈参考文献〉
水木しげる 鬼太郎大百科