本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?/城村典子 著/感想

私はひょんな事から城村典子さんとお話させていただいた事があります。

それ以来、城村さんの動向は気にしていました。

そんな城村さんが本を出すとの事で、絶対読もうと決めていました。

今回は『本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?』を読んで得た学びと感想をお伝えします。

参考になった点

•高い視点、鳥の目で世界を捉え、その中で自分の才能をどう社会に還元するか考える。

•「本としてまとまっている」「本としてわかりますくなっている」「本である必然性の強い本」が求められている。

•自分の目的を明確にする。自分が実現したい未来、出版をした後、どういう自分の状態になっていたら満足かを問う。

•出版するとしたらどんな企画書になるか書き出す。行動することでイメージが明確化し、実現へのスピードが上がる。

•自分の視点から今の時代を語れるように練習する。

•読者に1.5歩先の未来の解答をする本が売れる。

•本には知識や技術だけでなく、「どういう理想の状態を作るのか」という展望を予感させる概念が必要。

•自分は何が言いたいか、なぜ必要なのか、人が理解し、必要と思ってもらうにはどうしたら良いかを掘り下げる。→大義名分を考える。

•自分の本を出版し、著者になると決める。そうやって行動を続けていると、自然と大義名分が整う。

•人に物を伝える時に「〇〇はいいよ」というだけでは、「あなたは〇〇が好きなのね」で終わってしまう。自分の概念を明確にしないと相手に届かない。

•多くの人はやり方だけ説明されても理解できない。読者は、著者が目指す理想の世界と自分の価値観が合った本を買う。著者の思い、価値観、将来の理想、過去の出来事が見えるからこそ、多くの人に共感される。

•概念を作ると人間は自由になる。自分がもつ哲学や思想で今を解釈し、どうあるべきかの未来やビジョンを示す。そのためには、自分の過去のストーリーから才能を探し、それを社会貢献に繋げていく方法を考える。

•「未来がこうなったらいい」と著者が理想とする世界を読者に提案する。提案し続けるうちに表現が磨かれ、それに共感し、賛同してくれる人が出てくる。

•常に自分が社会貢献できる概念をまとめておく。依頼があったらその機会を利用できるようにしておく。

感想

本の構成としては、

①著者としてのマインドセット

②出版業界のこと

③城村さんご自身の事

という内容になっており、どれも興味深い内容でした。

そして、全体を通して「著者としての活動に一歩踏み出そう」という、城村さんの熱いメッセージを感じました。

そんなメッセージ性故に、「やってみよう」「続けてみよう」という気持ちになれます。

私としては、自分では良いと思っている事でも、それが相手にとってどういう理想の状態を作るのかを提示できないと共感されないと知りました。

まずはこの概念を明確にしないといけないのかなと思った次第です。

これから取り組むTODOは、

●どういう理想の状態になっていたいかを、自分自身に問う。

●自分の思い、価値観、将来の理想、過去の出来事を明確化する。

●自分がもっているもので、社会貢献できることを考える。

●出版企画書を書き出してみる。

時間がかかっても自分と向き合っていこうと思える本でした。

気になった方は、是非読んでみてください。


<参考図書>
本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?