基礎に既製品は存在しない

あけましておめでとうございます。

2022年が始まりました。年の初めという事で、基礎の話をします。

基礎を作るには時間がかかる

家屋を建てる時はまず、基礎を作らないといけません。

木材や鉄骨、ALC板、石膏ボードなどは既製品があり、それを使って建物の柱、梁、壁を組み立ていきます。

ところが、基礎には既製品がありません。型枠を設けて、鉄筋を配し、コンクリートを流し、時間をかけて固めて初めて基礎となります。

人の成長も同じです。

基礎を作るのに既製品を使うことはできません。

例えば、幼児教育プログラムだったり、学習教材だったり、おもちゃだったり、お金で買えるモノやサービスは全て既製品です。

これらを買い与えたところで、その子の基礎は作られません。

自分で自分を守れない柔らかい心に、芯(鉄筋)を通して、その心がしっかりと基礎として固まるには時間をかけなければならないと思います。

モノやサービスを買い与えるのではなく、しっかりと時間をかけて接する事。それが大事なんだと思っています。