お金を使う基準
過ぎ去った時間は取り戻せない
お金を使う時、高いか安いかという基準で判断している方を見かけます。
例えば
・結婚式は無駄だからやらない
・家は高いから買わない
でも、私は
①後悔しないか
②体験的価値があるか
で考えた方が良いと思います。
もちろん、支払いの目処が立たない使い方はナンセンスです。しかし、ある程度節約すればやり繰りでき、それに体験的価値があるなら、後悔するかしないかで決めるべきです。
理由は2つ。
①お金は取り戻せますが、過ぎ去った時間は取り戻せないから。逃した体験は取り戻せません。
②やった後悔より、やらなかった後悔の方が尾を引くから。やらなかった事は、やったらどうなっていたか一生分からないままになってしまうのです。
結婚式なら、結婚したその時しか体験できません。後になって結婚式をする事は可能ですが、結婚当初の気持ちで臨む事はできません。
家なら、物としての価値よりも、家族で過ごすという体験に意味がある。そして、今この瞬間の体験は、今この瞬間しか味わえないのです。
例えば、今20代の方は、今しか持ち家で家族と暮らすという体験はできません。30代になったら、20代で持ち家で暮らすという体験は2度とできません。40代になったら30代で持ち家で家族と暮らすという体験は2度とできません。
この意味が分かるでしょうか?
20代のあなたと30代のあなたは違うのです。30代のあなたと40代のあなたは違うのです。40代のあなたと50代のあなたは違うのです。
青春はいくつになってもできるというのは無理があります。なぜなら、今のあなたと10代の頃のあなたは違うのです。脳の発達段階も違うのです。10代には10代の時しか感じられない感性があるのです。まだ未熟な脳の時しか感じられないことがあるのです。
物事というのは、いつ体験するかで大きく違うという事を心に留めておいた方が良いでしょう。
だから、今しか味わえない体験を逃して後悔しないかどうかで、お金の使い方を決めるべきだと思います。
「認めたくない真実」で話したとおり、常なるものはない。物事は常に変化しているということを忘れないでください。