人生を動かす方法
「決める」とその先の未来が生まれる
あなたは、昨日と同じ今日、先週と同じ今週、先月と同じ今月、去年と同じ今年を生きていませんか?
もし、その安定した毎日が幸せだというなら、話はここでおしまいです。しかし、人生を変えたいのであれば、あなたは、人生を動かさなければなりません。
人生を動かすのに必要なこと。
それは、
「決める」ということです。
「決める」というのは、なかなか難しいことです。
なぜなら、
「自分が決めた事が間違っていたらどうしよう。」
「損をしたらどうしよう。」
という思いがあるからです。だから、決められない。
しかし、何も決めなければ人生は動き出しません。
作家の本田健氏によれば、決めることでその先の未来がつくり出されるとのこと。逆に、決めないということは、決めない人生を選んでいることになります。つまりは、人生が何も変わらないということです。
変わらないだけではなく、後悔する可能性すらあります。
「決めなかった」人生が後悔を生む?
「いつかは来ない」でも紹介しましたが、デール・カーネギーの著書「道は開ける」で、スティーブン・リーコックはこう述べています。
人生の進み具合というものは、なんと奇妙なものだろう!
小さな子どもは「もっと大きくなったら」と口にする。
だが、どうしたことだ。大きくなった子どもは、「大人になったら」と言うではないか。
そして大人になると、「結婚したら」と言う。
けれども、結婚したら一体どうなるか?考えがコロリと変わって、「退職したら」とくる。
やがて退職が現実のものとなると、自分の過ぎし日の光景を思い浮かべる。
そこには木枯らしが吹き荒んでいる様だ。どういうわけか、すべてを取り逃がしてしまった。もはや過ぎ去ってしまったのだ。
そして遅ればせながら、我々は学ぶ。
人生とは、生きることの中、つまり毎日毎時間の連続の中にあるのだということを。
棚から牡丹餅を待っていても何も変わりません。人は変わろうとしなければ、変われない。
変わるということは、何かを「決める」こと。決めるとその先の未来が作り出される。すると、人生に変化が起こる。
本田氏はある講演会で、
「このままで良いのかを考えるように。」
と言っていました。また、
「決めてから頑張れば何とかなる。」
とも仰っていました。
進学、就職、結婚、出産、家の購入など、ライフイベントには決めなければならない事が多い。しかし、決めなければあなたは得られたであろう結果すら取り逃がすかもしれません。決めない事がリスクになりえるのです。
まず決める。決めた事で未来がつくられる。
すると、人生が動き出すでしょう。
<参考文献>
大富豪からの手紙
道は開ける