セルフイメージを高める方法
小さな成功体験を積み重ねる
目標を達成する為には、「自分はこういう人間だ」というセルフイメージが重要です。
高いセルフイメージが維持出来ていれば、目標達成に向けてホメオスタシス(恒常性維持機能)が働きます。そうなれば、自動的に自分を目標に向かわせてくれます。
では、どうすればセルフイメージを高く保つことが出来るのか。
ひとつは、成功体験を積み重ねることです。
初めから大きな事を成し遂げる必要はありません。成功体験は小さな事からで良いのです。
小さな目標を立てて、達成していくのです。
ダイエットなら、今日はおかわりしなかった、とか。いつもより歩いたとか。体重計に乗って体重と体脂肪率を把握したとか。
そうして、自分に自信をつけていくのです。成功体験をすると、脳内でドーパミンという脳内物質が放出され、その時の行動をもっと行おうとします。これを強化学習と言います。
他人から見て成功しているかどうかは、全く関係ありません。自分にとって成功ならそれで良いのです。
レベル1の挑戦→レベル1の成功体験→レベル1の自信→レベル2の挑戦→レベル2の成功体験→レベル2の自信→………
を繰り返す。自信がついていけばいくほど、新しい事に挑戦出来る自分になります。新しい事に挑戦出来れば、それがさらに自信に繋がります。自信がセルフイメージを高めます。
理想の自分を紙に書き出す
次に、理想の自分や目標を紙に書き、繰り返し確認することです。
まず、理想の自分や目標を紙に書く。そして、毎日繰り返し読みます。繰り返し書いて、繰り返し読む。
書く→手と目を使います。
読む→口と目と耳を使います。
ただ理想や目標を漠然と思い浮かべるのではなく、刺激を使って無意識に目標を覚えさせ、自分も出来ると信じるのです。
私たちの意識のうち、90%は無意識だと言われています。残り10%が顕在意識です。
目標を決めた段階では、意識の表面上にある顕在意識でしか理解していません。そのため、目標を繰り返し読み、繰り返し書いて、見て、聴くことで無意識のレベルにまで浸透させる必要があるのです。
書くという行為は、意識的に無意識へアクセスすることになり、自分が何を考えているかが整理されます。
例えば、ダイエットを目標にしたとしたら、「自分は何kgだ。体脂肪率何%だ。」と自分に言い聞かせましょう。
目標を決めても、達成出来ないのは、忘れてしまう事が原因だったりします。
なので、毎日紙に書く。読む。を繰り返す。目標を確認し続けるのは重要なことです。
運動すると自信がつく
成功体験なんて簡単にはできないし、目標を確認するなんて嘘くさいという方には、運動をオススメします。
内藤誼人氏の著書[電車のハシに座る人は、成功できない]では、以下のように書かれています。
米国ノース・イースト・ルイジアナ大学のリンダ・パルマーは、2週間の運動プログラム(ウォーキング)に女性ボランティアを参加させたところ、自尊心、プライド、自己への好意的評価などが高まり、血圧も下がり、うつも治った、という報告をしている。
運動すると、自信が持てるようになるのだ。
自信を持つことが成功への第一歩。
実は、自分で決めた運動を実践することは、最初に述べた成功体験に他なりません。
私はランニングと筋トレをたしなむ程度に行っていますが、走った後や筋トレが終わった後は「よし!やってやったぞ!」という気持ちになります。
上記の中では、運動が一番実践的かもしれません。運動は心を前向きにさせてくれるので、自信と共に、挑戦しようという気持ちにさせてくれます。
私自身、運動音痴で生きてきた人間ですが、ランニングにより自信を高め、人生を変えてきたという経験があります。運動の習慣がない方は、少しずつでよいので、日々の生活に運動を取り入れるべきです。
<参考文献>
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
電車のハシに座る人は、成功できない
世界一自由な脳のつくり方