目標達成にはセルフイメージが超重要

ホメオスタシス(恒常性維持機能)が綱引きしている

こちらの記事で、動物はコンフォートゾーン(快適領域)から出るのを恐れる為、新しい事に挑戦するのをためらう。という内容のお話をしました。

今回はコンフォートゾーン(快適領域)の話に加えて、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という話をします。

私達はしばしば目標を設定します。目標に向かって新しい取り組みを始めたりします。ところが、いつの間にかやらなくなり、元の自分に戻っていってしまう。

ここにはホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いているのです。私達の体は常に体温や血圧など、体の状態を一定に保つ仕組みをもっています。これがホメオスタシス(恒常性維持機能)です。

痩せたと思ったら、体は元の体重に戻そうとします。ここにもホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いていたりします。

ホメオスタシス(恒常性維持機能)がコンフォートゾーン(快適領域)に向かわせる

この体という物理的な部分に働いている仕組みが、意識の世界にも働いているのです。

今、あなたはAという地点にいます。そこで、Cという目標を立てました。Cを実現するための行動を始めて、Bという地点まで来ました。

A        →       B       →         C

不快な思いをしてAというコンフォートゾーン(快適領域)から出ました。今はBの地点にいます。この先Cというコンフォートゾーン(快適領域)に入れれば目標達成です。

ところが、誰しも最初は頑張ろうという意識をもっています。しかし、意識のホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、A地点の自分に引き戻そうとします。ここで、ホメオスタシス(恒常性維持機能)に負けて、Aの自分に戻れば目標失敗ということになります。

セルフイメージ=なりたい自分=コンフォートゾーンで目標達成

この時、本当の自分はAではなく、Cなのだという意識をどれだけ強固に維持出来るかが目標達成の鍵になります。

この「自分はこういう人間だ」という自己認識がセルフイメージというものになります。

セルフイメージをCという目標にしっかり固定出来ていれば、Cがコンフォートゾーン(快適領域)となります。そうなれば、あなたはAの領域に止まる事に居心地の悪さを感じます。何故なら、自分ではCが本当の自分だと思っており、Cの自分が居心地が良いからです。

Cがコンフォートゾーン(快適領域)となれば、今度はCがあなたにとって通常状態なのですから、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が自然とあなたをCに向かわせるのです。

ダイエットで例えるなら、80kgの自分は本当の自分じゃない。60kgが自分に相応しいというセルフイメージが確立できれば、60kgじゃない自分が嫌なので、自動的に痩せる行動をとるという事です。

目標達成に向かう仕組みとセルフイメージの重要性がお分かりいただけたでしょうか。

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