変わる事を受け入れる
多くの人が最後は「亡くなる」ということを考えないようにしています。
だから、「今がずっと続く」と思い込もうとしてしまうのです。
故に、
・結婚なんてしなくて良い
・子供なんていなくて良い
・親がいるから子供の生活は大丈夫(子供の自立を願わない)
などと考え、未来の事を考えないようにしてしまいます。
今この瞬間が心地良いから、それが未来永劫続くと、思い込もうとしてしまうのです。
でも、現実は違います。80歳になった時に周りに誰もいない。
友達も高齢化し、会えない。
介護施設に入所してても、施設の人はあくまで他人。
そうなると、最後の最後は1人です。
一人が気楽、結婚・出産はリスクと考えるのは人それぞれですが、死を迎える時の状況は想像しておかなければなりません。
他にも、子供の自立の問題もあります。
親が元気なうちは良いのですが、親もいつかは亡くなります。
そう考えると、早くから子供ができる事を増やしてあげる。
適切な環境を用意する。
適切な経験を積ませてあげる。
親がいなくなっても生きていける準備をする。
こういった考えが必要になります。
でも、これとは反対に、親が子供を所有物と捉え、抱え込み、「自分がいるから大丈夫。」と頑なに手放さないようにしてしまいます。
そうなると、子供は適切な経験が積めないので、結局は親が亡くなった後、「手放す」ではなく、「放り出される」形になって、途方に暮れることになってしまうのです。
物事は変わっていくのです。人は歳をとり、最後は亡くなるのです。
ですから、今この状況はずっとは続かない。変わることを受け入れましょう。