エルマーのぼうけんシリーズ/感想

夏休み中にエルマーのぼうけん3部作を読んだので、感想をお伝えします。今回は樺沢紫苑氏の著書「父滅の刃」で説明されている母性と父性という観点でお伝えします。

ちなみに、何故エルマーのぼうけんを読んだかというと、英語の”MY FATHER’S DRAGON” を読んでみたかったからです。

英語版を読む前に、日本語版を読んで予習しようと思ったのです。

エルマーは母性と父性のバランスがとれたリーダーである

エルマーは困っている竜の子供を助けるために、1人危険を顧みず冒険に出発します。

竜に乗って空を飛びたいという気持ちもあったかもしれませんが、かわいそうな竜を助けたいという優しさがあります。これは母性です。

また、3部作を通して言える事は、エルマーは弱音を吐かないということ。そして、慌てず、冷静沈着なのです。

そして、自分で考え行動し、計画を立て、道具を駆使し、創意工夫で難曲を打開するのです。

これは正に父性であり、リーダーシップです。

竜の子供が弱音を吐いても、「大丈夫だよ」「きっと上手くいくよ」と励ます姿には、男気とリーダーシップを感じます。

何かにつけて弱音を吐きたくなる自分を見つめ直すきっかけになりました。

また、母性と父性のバランスは、上司にも求められる資質でしょう。問題に直面している部下を励ます。決して弱音を吐かない。そして、解決策を考え、決断し、自ら率先して実行する。

子供だけでなく、大人も学べる本でした。

〈参考文献〉
エルマーのぼうけん
エルマーとりゅう
エルマーと16ぴきのりゅう
父滅の刃