野村忠宏 氏から学んだ夢の叶え方①
令和元年の某所で行われた野村忠宏氏の講演会に参加せていただきました。その時心に残ったことをお伝えします。
好きになったら続けられる
野村氏は3歳から柔道を始め、40歳まで続けたとのこと。なぜ、そんなにも柔道を続けられたのか?野村氏曰く、
好きになったら続けられる。目標が出てくる。
とのこと。野村氏は祖父の道場に通っていたと言いますが、柔道が好きで、楽しかったのだそうです。
そんなにも好きなものを見つけられたら、一生の幸せです。では、どうやって好きなものと巡り合ったのでしょうか。
色々やってみることの大切さ
柔道が大好きだった野村氏ですが、実は小さな時は色々な習い事をさせてもらったといいます。
柔道、水泳、サッカー、野球、公文、書道
色々やらせてもらい、経験をして、判断材料をもらえた。
色々経験したからこそ、真剣に取り組みたいものを決められたとのこと。即ち、中学生の時に柔道に真剣に取り組むと決めたそうです。
この話は、自分のやりたい事を探したり、子育てをするうえでとても重要な話だと思いました。
色々やってみるからこそ、自分が本当に好きだと思えるものが分かるのです。ただ「自分が本当にやりたいことは何だろう?」と考えているだけで、色々経験してみなければ、何が好きかなんて分からないのですね。
そう考えると、子供には途中でやめてしまってもいいから色々やらせてあげることが重要な気がしました。
野村氏はこうも言っていました。
子供の頃の上手い、下手は関係ない。大切なものを見つける事が大切。
未来を信じる力
中学時代、身長が低いのがコンプレックスだったそうですが、
自分で選んだので諦めない。
と考えていたそうです。
大変な練習の中でも、自分より大きい人を背負い投げで投げられる時があり、それが喜びを感じる瞬間だったといいます。
この感覚について、野村氏は、
未来を信じる力。真剣に練習すれば勝てるという期待を持っていた。
と仰っていました。自分が自分を信じられなければ、夢は叶えられません。逆に、この「自分は出来る。」という未来を信じる力があれば、将来に向かって努力を積み重ねていけるでしょう。
負けた経験を活かす
高校3年生で奈良県の県大会で優勝するものの、全国大会の予選リーグで敗退するという苦い経験をしてしまいます。野村氏は、
全国をなめていた。過信、慢心があった。そのレベルでしか準備してこなかった。
と仰っていました。
全国の層の厚さを思い知らされ、ショックを受けたと言います。
しかし、
・全国大会に出場したからこそ、そのレベルを知れた。
・負けた経験を活かす。
・変わるキッカケに気付く。
と前向きに捉えたとのこと。
野村氏が言うように、全国大会レベルを知るというのは重要なことだと思います。何故なら、一流の人がどの位のレベルなのか分からなければ、どの位練習が必要なのか分らないからです。一流の人たちの努力を知らなければ、一流になるための努力は行えません。人間は弱いので、自分を甘やかしてしまうでしょう。
失敗や挫折をただ嘆き、引きずらないところも野村氏から学ぶべきところです。失敗は自分を変える大きなキッカケだと気付ければ、さらに自分を成長させていくことができます。
(②に続く)