食べ物と脳と心の関係

あなたの食事内容は大丈夫ですか?

あなたは忙しい日々を送っているうちに、食事を簡単に済ませてしまっていませんか。

・おにぎりやパンなど、炭水化物だけで食事を済ませてしまう
・食事をお菓子で済ませてしまう

もはやダイエットが生活習慣になる中、食べ物が「身体」に影響を与える事は、多くの方が実感していると思います。

しかし、「心」もまた影響を受けるのです。

どういうことでしょうか?

実は、気分や心の安定に関係する脳内物質であるセロトニンや、幸福への期待を感じさせる脳内物質であるドーパミンなどは、たんぱく質から生成されています。

つまり、たんぱく質を摂取すると、脳ではセロトニンやドーパミンが生成され、それらの脳内物質が心を安定させてくれるというわけです。

脳は人間関係や環境からストレスを受けています。そして、ストレスと戦う脳を働かせているのは「食べ物」なのです。

食生活が乱れると身体だけでなく、心にも負担をかけてしまうということを意識しましょう。

炭水化物に偏りがちな食生活を見直そう

安くて手軽だからと言って、おにぎりや菓子パンだけの食事に偏ると、たんぱく質が不足し、神経伝達物質の材料が不足してしまいます。

また、ビタミンB群は、たんぱく質を神経伝達物質の材料となるアミノ酸に変える作用がありますので、たんぱく質とビタミンB群を併せて摂取したいところです。

脳に必要な栄養を摂りましょう

元気の象徴であるセロトニンやドーパミンの欠乏を防ぐには、以下の事に気をつけましょう。

①朝食を摂る
脳のエネルギー源はブドウ糖です。朝は血糖値が1番低く、食事を摂らないのは、脳がガス欠状態のまま活動するのと同じです。よって、脳の働きは悪くなります。
※最近はプチ断食として、朝食を抜いた方が、脳のパフォーマンスが上がるのではないかという話もあるようです。

②炭水化物だけの食事にたんぱく質を加える
神経伝達物質の材料である、たんぱく質を摂取する必要があります。肉、赤身魚、乳製品、バナナなど

以上は普通の食事をしていれば、それ程気にする必要はないと思われます。ただ、おにぎりや菓子パンだけの食事で、栄養素が炭水化物に偏りがちの場合などは少し気を付けた方が良いでしょう。あまりにも栄養素が偏ると、心にも悪影響があると思われますので、注意が必要です。

忙しい社会人だけでなく、夏休み中の子供も気をつけたいですね。

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