間違っているかもしれない子育て/「周りの人が嫌な気持ちになるからやめなさい。」という声かけの悪影響
子育てしていて感じた気付きをお伝えします。
「他人に迷惑をかけてはいけない」を過剰に信じてはならない
子供は何でも自分でやりたがります。
容器の蓋を開ける。靴下をはかせる。など、大人が親切心でやってあげると、ムキになって怒り出し、「自分でやりたかった!」と泣き出すのです。
大人も人間ですから、「せっかくやってあげたのに、その態度はなんだよ!」と思ってしまうでしょう。
私は子供の頃、同様なことがあると、親から「周りの人が嫌な気持ちになるからやめなさい。」と言われました。
私は子供ながらに、「自分でやりたかった。」という自分自身の気持ちはどうなるのか。
「自分の気持ちは理解されなかった。」と感じていました。
そして、知らず知らずのうちに、
・他人に迷惑をかけてはいけない
・自分の本心を言ってはいけない
・自己犠牲
・他人がどう思うかを過剰に気にする
・他人の目が気になる
こういった特性が刷り込まれてしまったと感じています。
この特性が過剰すぎると、自分の人生を生きられなくなる恐れがあるので、注意が必要です。
ですから、子供が感情を表現した時に、なるべく共感して、抑えつけないようにしたい
と考えています。
今、過剰に自己犠牲の心がある方は、もっと自分を大切にして良いと思います。
他人はあなたの人生を何も補償しない
例えば、他人に迷惑をかけられないので、仕事で連休が取れない。という場合があります。
他人に迷惑をかけてはいけないと考えて、連休を取らないように我慢した。そして、一生懸命働いた。
その事に対して、上司が「いやー、連休を取らないで皆の為に尽力してくれてありがとう。本当に感謝しているよ。」と言ってくれるでしょうか。
おそらく言わないでしょう。
それどころか、あなたは歳を取るのです。若い頃は出来たことが、出来なくなる可能性があります。
「あの時連休を取って、やりたい事をやれば良かった。」という後悔をするかもしれません。
また、新型コロナウイルスの蔓延のように、今まで出来たことが、急に出来なくなることもあります。
しかし、あなたの後悔に対して、誰一人として補償してくれないのです。
一度取り逃したものは、2度と手に入らないと思った方が良いでしょう。
まとめ
子供が感情表現をしたら、まずは子供の気持ちに共感する。
「他人に迷惑をかけてはいけない。」ということを第一に伝えると、自分の気持ちを我慢する特性が育ってしまうかもしれないので注意が必要。
何事もゼロヒャク思考で考えない。今、「他人に迷惑をかけてはいけない。」という特性が強すぎる場合、「他人はあなたの人生を補償しない」と認識する。
以上です。