9割捨てて10倍伝わる「要約力」/山口拓朗/情報整理と情報伝達

山口拓朗さんの著書『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』のまとめ記事の続きです。

まとめ1

まとめ2

まとめ3

情報整理:グループ分けする

要約する(死んでもこれだけは言っておく!ことを決める)為には、

1情報収集 2情報整理 3情報伝達

という3ステップを踏む必要があります。

その中の情報整理と情報伝達についてまとめます。

情報整理の要は「グループ分けして、優先順位をつける」です。

本書では、詳細にグループ分けしていく思考法を「具体化グループ思考」と呼んでいます。

グループ分けの技術を高めるには、常に「物事をグループ分けしよう」と意識することが重要です。

情報整理:優先順位をつける

集めた情報の中から「死んでもこれだけは言っておく!」を決めるには、優先順位をつける必要があります。

普段から「選択」と「決断」を早く行うことで、「グループ分け」と「優先順位付け」の両方の能力を鍛えることができるとのこと。

情報伝達:ひと言で答える

情報伝達のポイントは、9割の情報を捨てて、相手のニーズに合致した 「死んでもこれだけは言っておく!」 ことを提供することです。

言い換えると、「ひと言で答えらること」です。

物事の重要な点を押さえられるようになるには、「どんな事でも”ひと言”で言う癖をつけること」だと言います。

優先すべきは幹→枝→葉

最後に個人的に気付きを得た部分をご紹介します。

 要約と聞くと、「全体からまんべんなく情報を拾わなくてはいけない」と思い込んでいる人もいるようですが、それは大きな勘違いです。優先すべきは「幹→枝→葉」の順番です。

p.188

と書かれています。私もまんべんなく情報を拾うのが要約だと思っていたので、とても勉強になりました。

ところで、「幹→枝→葉」のプロセスは、要約だけでなく勉強にも通じる話です。

以前紹介した河野玄斗さんの著書「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」でも、勉強する時のポイントとして紹介されていました。

人が物事を理解するプロセスは、他人だろうと自分だろうと、本質は同じなのだと気がつきました。 



<参考文献>
9割捨てて10倍伝わる「要約力」