宇宙の法則

宇宙の法則1 自己成長の法則

諸富祥彦氏の著書「生きていくことの意味」では、宇宙は自己成長していると述べられています。

なぜ、自己成長しているかというと、宇宙が自己を認識するため。

進化の末、人間だけが自己認識できるようになった。宇宙は自己認識したいがために、宇宙の一部である人間が自己認識できるようにした。

人間が自己認識できるようになったということは、宇宙も自己認識できるようになったということ。だと言います。

これが、科学的に正しいかは分かりません。しかし、ビッグバンから始まり、地球ができ、人間の進歩を考えると、「自己成長」が宇宙の法則という考えが心強く思えます。

蟻は人間を人間として認識していないでしょう。もしかしたら、あまりにも大きい存在は認識の外にあるので、感じられないのかもしれません。

宇宙は成長を望んでいる。だから、宇宙の一部である人間も成長を望んでいる。

宇宙の法則2 因果の法則

次の宇宙の法則は、因果の法則です。
因果の法則
原因と結果の法則
代償の法則
等価交換の法則

何か行動することで、結果が生まれる。
行動しない事で、行動しない結果が生まれる。

これも科学的に正しいかどうかは分かりません。あくまで経験則として、善い行いには善い結果が与えられる。逆に悪い行いには悪い結果が与えられる。

つまり、行動する事で結果が生まれる。
行動しないことで、その結果を得る。

作家の本田健氏が言う、「決める事でその先の未来がつくり出される」という考えに通じている気がします。

宇宙は成長を望んでいる。だから、毎日少しでも自分を成長させる。逆に成長しない者は衰退する。

福澤諭吉も「進歩しないものは、必ず退歩」すると言っています。停滞はありえない。退歩するのです。

そして、そこには因果の法則が働いている。
 行動   →   成長
(原因)     (結果)

行動しない →   衰退
(原因)     (結果)

宇宙は成長を望んでいるのですから、あなたも成長を望み、目標に向かって努力するなら、その原因によって何かしらの結果が与えられるでしょう。

そこには、もしかしたら宇宙の法則が働いているかもしれないと考えると、少し勇気が出ませんか?

<参考文献>

生きていくことの意味―トランスパーソナル心理学・9つのヒント

学問のすすめ 現代語訳