ラスボスの倒し方

雑魚敵から倒してはいけない

結論から言うと、ラスボスは最初に戦いを挑む方が一番倒しやすいです。

どういう事か説明します。

ゲームのラスボスは物語の一番最後に登場します。私達は物語の一番最後に、一番強い敵と戦うわけです。

現実世界で考えてみましょう。1日の中で片付けなくてはならない仕事が10個あるとします。そして、それぞれ難易度は1から10です。

この場合、私達は難易度1の簡単な仕事から片付けていく事が多いと思います。

ここに落とし穴があるのです。

脳のゴールデンタイムを知る

私達の脳は朝起きた時が一番集中力が高く、難しい仕事をこなすのに適しています。

作家で精神科医の樺沢紫苑氏の著書「神時間術」では、朝起きて2時間を脳のゴールデンタイムと呼んでいます。

また、スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル氏の著書「スタンフォードの自分を変える教室」によると、私達の意志力(ウィルパワー)は有限であり、1日を通して減少していくとされています。つまり、朝が一番意志力がある状態なのです。

私達はまず、簡単な仕事を終わらせ、後でゆっくり難題(ラスボス)に取り掛かろうとしてしまいがちです。

このやり方は、脳科学的には間違い。1日の終わりには、脳のパフォーマンスと意志力は弱まっています。ゲームで言えば、ライフポイントはあと少しで0の状態。

このような状態で、一番手強い敵に勝てるわけがありません。時間の使い方という戦略が間違っていると言わざるを得ません。

脳が一番集中力と意志力を発揮できる朝に、一番手強い仕事(ラスボス)を片付けてしまうのが効率的なのです。

日光を浴びるとエンジンがかかる

朝起きて散歩をし、朝日を浴びる。こうする事でセロトニンという脳内物質が分泌され、エンジンがかかります。

そうしたら、いきなりラスボスに勝負を挑みましょう。まず、難題を片付ける。それから疲弊した脳でも処理出来る仕事をこなす。

朝起きた時の貴方と、夜の貴方は違うのだと意識しておきましょう。

<参考文献>

神・時間術

スタンフォードの自分を変える教室

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