子育てしながら残業する方法
仕事したければ早く帰れ
年度末が繁忙期という方もいらっしゃるでしょう。私自身が繁忙期でした。
仕事が終わらない状況というのは、ストレスが溜まります。目の前に山積みの仕事があったら、綺麗さっぱり片付けたいものです。
ですから、ついつい残業をしてしまいます。
ですが、残業が続くと、家にいる妻(夫)や子供にもストレスが溜まります。
妻(夫)はいわゆるワンオペ状態が長引き、家事や育児が回らなくなります。そして、イライラが募るでしょう。
子供も母親(父親)がイライラしているのは、嫌なはずです。また、父親(母親)が残業で帰るのが遅くなれば遊んでもらえないので、悲しくなってしまいます。
残業してい疲れて帰っても、労われず、そこにはイライラした家族がいるだけという最悪な状態が出来上がってしまうのです。
この状態を脱するために私は発想を転換しました。
それは、早く帰ることにしたのです。
「えっ、仕事が山積みなのに早く帰るってどういう事?」とお思いになったでしょうか?
仕事と家庭を両立する方法とは、仕事から早く帰って、その分次の日朝早く出勤するということです。
つまり、残業を朝に持ってくるという発想なのです。(もちろん、残業が目的ではありません。仕事が終わるのであれば、残業をしないことが1番良い事です。)
①仕事から早く帰る
②子供とご飯を食べる
③子供をお風呂に入れる
④子供を早く寝かしつけられる
⑤自分も早く寝る
⑥次の日朝早く起きる
⑦朝早く出勤する。
⑧仕事から早く帰る
という流れになります。
早朝出勤のメリット
早朝出勤に切り替えると、早く寝るために早く帰ることになります。そうなると、子供と過ごす時間が増えます。
また、妻(夫)のワンオペ状態が早めに解消されます。
子供を早めにお風呂に入れられるので、グズリが減ります。
子供も早く寝かしつけられるので、脳の発達阻害を阻止できます。
早朝は家から職場までの道が空いています。
早朝は夜の残業と違い、職場に人が居ないのでとても集中できます。
早朝出勤のデメリット
早朝出勤のデメリットは、家族とバラバラに寝なければならない点が挙げられます。元々1人で寝ている方なら変わりませんが、家族が川の字で寝ている場合は、家族を早く起こさないよう、別の部屋で寝る必要があります。
朝早く家を出るので、家族と顔を合わせないことになります。その為、家族が寂しくなるかもしれません。この点は家族から不満が出るポイントです。
お弁当をつくってもらっている方は、お弁当をつくってもらえないでしょう。私は自分でお握りを握っていました。
また、早く寝る必要があるので、自ずと家族を急かして眠りにつかなければなりません。その結果、妻(夫)の話を聞いてる暇がなくなります。
また、単純に眠気に耐えて起きなければならないという大変さもあるでしょう。
日中も眠気に襲われるので、昼休みを昼寝に充てないといけないかもしれません。
あと、超過勤務の申請が早朝だと通らないかもしれません。その場合、ただ働きになるでしょう。
早朝出勤にもこのようなデメリットがあるものの、夜に子供と関わる時間を確保できるし、何より子供を早く寝かしつけられるので、睡眠不足による脳の発達阻害から、子供を守ることができます。
この点で、早朝出勤は夜の残業より遥かに良いと思います。
具体例
具体例として、以下の流れを示します。
①まず、初日は定時で帰ります。
②子供をお風呂に入れます。
③22:00を目標に寝るようにします。
④4:30を目標に起きるようにします。
⑤5:30を目標に出勤するようにします。
⑥8:30始業
⑦17:30終業
⑧19:30まで残業する
⑨ ②からの繰り返し
8:30が始業だとすると、朝に3時間多く仕事ができます。
そして、夜の業務後に2時間残業をします。例えば、17:30に終業を迎え、2時間残業をすると、19:30には帰ることになります。
朝の3時間と夜の2時間で合計5時間も仕事したことになるのです。もし、17:30から5時間残業したら、22:30になってしまいます。
早く帰って、早く寝て、早く出勤する。これが仕事と家庭を両立する解決策だと思いますので、気になった方は試してみてください。