杉山愛 氏から学んだ夢の叶え方
令和元年に某所で行われた杉山愛 氏の講演会に参加させていただきました。その時の内容で、心に残ったことをお伝えします。
活躍するとは英語で発信すること
テニスプレーヤー時代は1年の殆どが海外遠征だったとのこと。その時
活躍するとは英語で発信すること。
だと思ったそうです。そのため、英語のテレビを見る。英語を読む。といった勉強を5~6年行ったとのこと。
当時ダブルスを組んでいた外国人選手からも多くを学んだといいます。色々なところで考え方のヒントを得るためのコミュニケーションツールとして、英語は必要とのことでした。
ポジティブ思考
一言で海外と言っても、自分に合う国とそうでない国があるとのこと。自分が合わないと思ってしまった国では試合の成績も振るわなかったといいます。
しかし、杉山氏は以下のように考えるようにしたとのこと。
・プラスを見る。
・環境に慣れる(英語を含め)。
・郷に入っては郷に従え。
・価値観や概念や基準が日本とは大きく違うからこそ、ポジティブに考えることが大事。
・嫌だ嫌だではマイナスしか見えないので、プラスを探していく。見方を変える。
そして、気が付いたこと。それは、
・全体で見ると「嫌だ」と思ってしまうが、その国の人達ひとりひとりに目を向けると、違って見えた。
・見え方は自分が決めている。
・ちょっとイイとこ探しをすると、心が穏やかになる。
マクロとミクロの視点は重要だと感じました。
例えば、「今日は嫌な1日だったな~。」と思うような時でも、夕食が美味しかったとか、信号待ちせずに済んだとか、電車で座れたとか、よくよく考えれば、良い事は1つはあったはずなのです。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、「良い事」につては、木を見る視点が重要なのかもしれません。
ピンチはチャンス
杉山氏はテニス人生で、スランプに陥ったことがあるそうです。その危機を乗り越える過程で、コーチ、フォーム、トレーニング、遠征の回り方、考え方を変えたとのこと。
中でも、
考え方(意識)を変えることが重要だった。精神的成長が一番必要。
自分探し、自分磨き、自分と向き合うなど3年かけて、スランプを脱出したとのこと。
・初心に戻ってやり直すチャンスをくれたのがスランプだった。
・あまり上手くいっていないところにはヒントがある。
・ガラリと変えるきっかけ。
・チャレンジしやすい。
遊戯三昧(ゆげざんまい)
最後に、杉山氏が好きな言葉は「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という言葉とのこと。
意味は、やっている事を楽しむ。
新型コロナウイルスで暗いニュースが流れる毎日ですが、全体で見るのではなく、ひとつひとつに目を向ければ、日常の中に良い事もあるでしょう。
また、このピンチを活かして、社会のシステムも(願わくば良い方向に)ガラリと変わり、新たな世界が誕生することでしょう。
今は、外出自粛が続く日々ですが、遊戯三昧の境地で、やっている事を楽しみましょう。