ドラゴンボール仕事術

ラストスパート型とスタートダッシュ型

中島聡氏の著書「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」では、時間術が説明されています。

多くの人は仕事の期日を守れない。何故なら、ラストスパート型だから。

期日までまだ時間があると思い、ダラダラ仕事をする。そして、期日ギリギリに焦り出してラストスパートをかける。しかし、時すでに遅く、期日に間に合わないという結果に終わってしまうのです。

そうではなく、スタートダッシュ型になりなさいと中島氏は言います。期日までの2割の期間で8割がた仕事を終える。その後残りの8割で2割の仕事を流せば、余裕をもって仕事をこなせるわけです。

では、スタートダッシュ型になるにはどうするかと言うと、、、、、、

界王拳20倍を使う。

これは、ドラゴンボールに出てくる技です。後に体にくる反動(痛みなど)と代償に能力を飛躍させるというもの。

例えば、期日まで10日あるとしたら、最初の2日で界王拳20倍を使い、一気に8割仕事を片付けなさいということ。

界王拳を使っている時は、その仕事以外はやらない。兎にも角にもメインの仕事をやる。電話やメールにも出ないということなのです。

最初の2日で一点集中で取り組む事で、その仕事の本当の難易度が分かり、期日までに終わるかどうかの手応えがつかめると言います。

何事も舐めてかかってはいけない

落合陽一氏の「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」には、「ヤムチャになるな」という節があります。

ドラゴンボールに登場するヤムチャは、敵の戦闘力を見誤ることが多く、それが為に敵に敗れることが多いのです。

この本では、相手を舐めてかかるなという意味で書かれていますが、これは仕事にも置き換えられると思います。

つまりは、仕事を舐めてかかるなということ。ヤムチャになると、仕事の難易度を見誤ってしまうから。

ダラダラ仕事に取り掛かると、もし考えていた以上に難しかった場合、期日までに終わらないという事になってしまうのです。

夏休みの宿題も、まだ1ヶ月あると考えてしまい、ヤムチャになってしまう。そして、休み終了ギリギリに焦り出すことになる。それではダメで、最初から界王拳20倍を使って、スタートダッシュする必要があるのです。

それを、普段の仕事でもやるわけです。

これは1日単位でも同じ。中島氏は、午前中のうちに、その日やるべき仕事の8割を片付けなさいと述べています。

最初の2割は界王拳20倍、残り8割は流し

1つ注意なのが、最初の2割の期間で界王拳20倍を使って8割仕事が終わったからといって、そのままの勢いで仕事を終わらせてはいけません。残りの8割の期間で2割の仕事を流すのです。何故なら、界王拳20倍は体への負担が大きいから。また、頑張って終わらせたのに、簡単に終わると勘違いされ、すぐに次の仕事を回されるから。だから、残り8割の期間は仕事を流すのです。

ラストスパート型から、スタートダッシュ型になることを意識して仕事に当たる。これが、ドラゴンボール仕事術です。

<参考文献>

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書

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