指数関数的な成長

努力と結果は正比例しない

勉強、スポーツ、ダイエット、ビジネス、商品の普及等、あらゆる物事は「指数関数的に成長」します。

私達は目標を設定すると、目標に向かって努力を始めます。しかし、三日坊主という言葉があるように、すぐに結果が出ないと諦めてしまうのです。

しかし、「成長は指数関数的に起きる。」

ということを知っていれば、継続することが可能になるでしょう。

ロバート・キヨサキ氏は、著書「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」の中で、指数関数的増加について、

直線的な増加より急激な増加を意味する

簡単に言えば、一足す一が二ではない増加の仕方

と説明しています。

ロバート・キヨサキ氏の著書はお金に関する本で、経済的自由を手に入れるために、資産を増やすことを勧めています。

人間の労働の価値が規則的でゆるやかな増加しかしないの対し、資産の価値は指数関数的に増加することが多い

と書かれています。

精神科医で作家の樺沢紫苑氏は、著書「ムダにならない勉強法」で以下のように述べています。

努力の量と結果は、正比例ではなく「指数関数」の関係にあります。

結果がすぐに出なくても、迷わずティッピング・ポイントを目指そう

なかなか成長しない状態から急激に成長する状態への移行点を「ティッピング・ポイント」(臨界点)といいます。

1人の人間が何百人もの人間と結びついていてネットワークを形成しているために、商品の広がりは指数関数的に起きるわけです。同様に、人間の脳も1つのニューロンは約2000個のニューロンと接続して、そのネットワークを使って学習、記憶を行うために、勉強やスポーツの成長も、指数関数的に起きると考えられます。

ちなみに、ロバート・キヨサキ氏は、金持ち父さんの言葉として、

金持ちになりたかったら、ネットワークを作り、そのネットワークをほかのネットワークとつなぐことだ。

と書いています。

ここでいうネットワークとは、相手の人間、ビジネス、組織を意味しています。

さて、以上のとおり、勉強、スポーツ、ダイエット、ビジネス、商品の普及等、あらゆる物事は「指数関数的に成長」するということです。

理由は、個人であれば脳内のニューロンが複数のニューロンとつながって、ネットワークを形成しているからです。

もし、富の増加であれば、自分のビジネスをネットワーク化し、それを他のネットワークとつなげるからです。

成長は指数関数的に起こるということを知っているのはとても大事なことです。

「こんなに努力しているのに、どうして結果が出ないんだ。」と思われることも多いかと思いますが、それが当たり前なのです。

結果が出ないのは、あなたが悪いわけではありません。見えないほどの、ごくごく小さな成長が続き、ある日突然、急激な成長を遂げるのです。

ですから、辛くなった時、『最初は結果が出ないのが当たり前。「ティッピング・ポイント」(臨界点)まで続けよう。』と考えてください。

成長は規則的ではなく、ごくごく小さな変化の後にブレイクスルーが訪れることを覚えておいてください。

<参考文献>

ムダにならない勉強法

金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法

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