やる気さえあれば誰でも築くことができる資産とは何か?
マイホームは負債かもしれない
あなたはちゃんと資産を築いていますか。
ロバート・キヨサキ氏の著書[金持ち父さん貧乏父さん]では、
資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもの
と説明されています。
この本の説明では、ローンで買ったマイホームは負債に当たります。マイホームは資産というのが世の中の考え方ですが、ローンを払うという事は、ポケットからお金を奪っていくものに当たるので、負債となります。
これが、人に貸して賃料を取る貸家なら話は別です。貸家の賃料収入がローンの支払いを上回るなら資産になります。
あなたにも築ける資産がある
企業には有形固定資産と無形固定資産があります。
有形固定資産は土地や建物、機械などです。
無形固定資産は「ブランド」や「特許権」や「のれん」などです。
堀江貴文氏は、個人にも無形固定資産があると仰っています。
それは「信用」です。
信用は内なる打ち出の小槌だというのです。
信用が資産だとしたら、あなたのポケットにお金を入れてくれるものということになります。
例えば、あなたの友人があなたの事をとても信用していたら、
①あなたの家がなくなった場合、数日間なら泊まらせてくれるでしょう。
②あなたが食べる物に困っていたら、食事を提供してくれるでしょう。
③あなたがお金に困っていたら、いくらかお金を恵んでくれるかもしれません。
つまり、信用はあなたを助けてくれるということです。
あなたが物を買う時を考えてみてください。買うものを決めていない限り、店員さんの説明を聞くと思います。
A店とB店に行って、それぞれの店員さんから説明を受けました。
良いところも悪いところも説明してくれて、こちらの欲するものを汲み取ってくれるa店員。
一方、早口で、機械的な説明に加え、早く買わないとチャンスを逃すとせかすb店員。
あなたなら、どちらの話を聞いて買おうと思うでしょうか?
たぶんa店員だと思います。その決め手は「信用」出来るかどうかだということです。ビジネスの世界では信用はお金に変わるという事です。
だから、信用=無形固定資産=ポケットにお金を入れてくれるもの
ということになるのです。
信用と自信を築く方法
信用が大事だということは誰しも知っていると思いますが、実際に信用を築けているかと聞かれると、悩むかもしれません。
他人との約束を守れば、「信用」が築かれていきます。
自分との約束を守れば、「自信」が築かれていきます。
いずれにせよ、約束を守ることをしっかりとやっていくと信用が築けるでしょう。そして、いざという時は信用があなたを助けてくれるのです。
<参考文献>
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく