相手の気持ちが分かると、イライラしなくてすむ
女性は共感してほしいだけなのに、男性は具体的にアドバイスしてしまう
自分が理解されたいなら、まずは相手の話を聴く必要があります。
プロフィールにも書いてありますが、私は相談援助という仕事を約5年半やっていました。その経験から、人の話を聴く時のポイントをお伝えします。
女性は共感力が高いです。なので、女性同士はお互いに話をしている時に共感し合いながら話しています。
一方、男性は共感するのが苦手な場合が多いと思います。男性は論理的に話そうとするからです。この違いによって、男女の会話には摩擦が起こることがあります。
例えば、妻が今日大変だった事を話すとします。すると夫は論理的に考えてしまい、具体的なアドバイスや、何故〜しないのか?といった方向に話を進めてしまいます。妻はただ話を聞いて、大変さに共感してほしいだけなのに、です。また、妻は会話そのものを楽しみたいのです。
夫の方もアドバイスしたとして、妻が「そういうことじゃなくて、、、、、」と言って、アドバイスを実行しなかったとしたら、「じゃあ何で相談したんだ?」となってしまいます。
男女間の考え方の違いを知っていれば、相手の理解に繋がり、ケンカを回避できるでしょう。
話が長いのは、物語を語りたいから
その他、
人の話を聴いていると、「話が長いな。」と感じることがあると思います。
「結論は何なんだ?」と感じることがあるかもしれません。
しかし、人は物語を語りたいのです。
「今日は〜だった。」ではなく、「今日は〜が〜で、こうなって、あーなって、それで〜だった。」と語りたいのです。
結論だけを求めすぎないのも、相手の理解に繋がります。ただ、あまりにも話がまとまらない場合、話を本筋に戻してあげましょう。
人は話を聴いてほしいと思っています。話すのは癒しです。悩みを人に話すだけでも、心が軽くなると言いますよね。それだけ、コミュニケーションにおいて話を聴くというのは、相手側にプラスの影響を与えるのです。
人は共感を求めている。
人は物語を語りたい。
↓
まず、あなたが話を聴いてあげる。
↓
話を聴いてもらえた相手は癒され、あなたを信頼してくれるようになる。
(注意:人の話を聴くのは相手にとっては癒しですが、あなたは疲れてしまうので、ほどほどにすること。話を真に受けず、話半分で聴くこと。)
↓
あなたが理解される。
まず、相手を理解すれば、相手も自分の話を聴いてくれるでしょう。
<参考文献>
完訳 7つの習慣 人格主義の回復