人生にパラダイムシフトを起こす方法

就職活動の苦しみ

私の両親は私に将来何がしたいかを考えさせませんでした。

やりたい事なんて、自分で考えるのが普通だと言われるとそれまでですが、私には考える習慣がなかったのです。

その為、大学3年生になって、周囲の「就活」の波に仕方なくのまれていきました。

心をすり減らしながら合説(合同説明会)にも行きました。

運が悪い事に、私が就活した時期は、近年で1番採用率が低い時期でした。

お祈りメール(不採用通知)が来る度に、自分が否定されている気持ちになりました。

ゲーム会社や玩具メーカーなどの行きたい会社は、当然ながら不採用。硬いイメージの会社も不採用。

「もう嫌だ。」と思い、応募も二の足を踏むようになってしまいました。

それでも、「とにかく就職しないといけない。」と思い、勇気を出して応募を続けました。

そして、あるインフラ系の中小企業に拾ってもらえたのです。

この時、私は気付きを得ました。

それは、「良い事は行動の結果でしか起こらない」という気付きでした。

売り手市場の昨今では、想像できないでしょうが、当時は「こんな自分を採用してくれてありがとうございます。」という気持ちだったのです。

今の延長線上の未来に納得など出来るはずがない

それでも、成り行きで手に入れた未来に、私は納得できませんでした。

何かを得ようと、最初は資格を取ろうと思いました。

しかし、どこかモヤモヤしていました。納得していなかったのです。

何故なら、資格を取ったところで、今の延長線上の未来に変わりなかったからです。

所属長を見れば自分の未来が想像できます。

ですから、私は転職しようと決めたのでした。

この頃、私は一人暮らしを始めたばかりで、お金がありませんでした。

私は父からお金を借りて、オンラインスクールに通い始めました。

仕事から帰宅したら、勉強する様にしました。

ゴールまでの道のりを考え、「こんなんじゃ間に合わない」と酷く落ち込んだこともあります。

何故なら、通学している人達は自分より一生懸命勉強していると思ったからです。

敵うはずがないと打ちのめされました。

しかし、死ぬ気でやるしかないと自分を奮い立たせました。

「今年は、練習の年にしよう。来年が本番だ。」そう自分に言い聞かせました。

そして、勉強の進捗がボロボロの中、筆記試験に臨んだのでした。

その結果は、なんと合格でした。

その後、筆記試験から最終面接まで複数回の試験を乗り越えました。

必死でした。出来る事は何でもやりました。後悔したくなかったからです。

気持ちが伝わったのか、最終面接も合格を掴んだのでした。

この経験は、「人生は自分で変えられるんだ。」という気付きを私に与えてくれました。

「今の延長線上の人生じゃない。パラダイムシフトを起こせたんだ。」この様な気持ちでいっぱいでした。

私の中に「納得感」がありました。

ここでもやはり、「良い事は行動の結果でしか起こらない」という学びについて、私は確信したのでした。

いつも自分次第

もし、あなたが何も良い事がないと感じているなら、行動不足な可能性があります。

「良い事は行動の結果でしか起こらない」という事実を胸に、何か一つ行動を起こしましょう。

その一歩がパラダイムシフトに繋がるのですから。