才能の見つけ方
他人には無関心だけど、自分には興味をもってもらいたい
私達は基本的に、自分に関心があって、他人には関心がありません。
デール・カーネギーも言っているように、遠くの誰かの死よりも、自分の頭痛の方がずっと大事件だと思っています。
それでいて、承認欲求をもっています。他人には、自分の事を重要人物だと評価してもらいたいと考えています。
人は矛盾を抱えているのです。他人には無関心だけど、自分には興味をもってもらいたい。
ならば、他人のその願いを叶えられる人は重宝されることになります。
つまり、「相手を喜ばせる」ことが出来る人です。
相手を喜ばせると才能が開花する
作家の本田健氏はお金を稼ぐ方法についてこう述べています。
本当にお金持ちになりたかったら、自分が全然苦にならずにできることで、人がすごく喜んでくれることを探せばいいのです。
ビジネスとは相手を喜ばせること。その代価としてお金がついてくる。
私の知り合いのある陶芸家の方は、毎日が日曜日のようだと言っていました。それは、商品を製作することを仕事だと思った事がないから。お客さんが自分の作る商品を欲しいと言ってくれるのが嬉しいから、お客さんからの注文の品を作るのは喜びでしかないというのです。
本田健氏の言う、「全然苦にならずにできることで、人がすごく喜んでくれること」なのです。
これが見つかれば、あなたは生活と仕事の境目がなくなり、のびのびと人生を送れるようになるでしょう。
相手を喜ばせるためには些細なことをすればよい
そうは言っても、そんな才能や仕事を見つけるのは簡単ではないかもしれません。でも、私達にも気持ちさえあれば、相手を喜ばせることは可能です。
ほんの些細なことでよいのです。
例えば、自分のために買ったお菓子を職場の人におすそ分けする。といったことでもよいでしょう。
私にはよく行くケーキ屋さんがあります。ある時、私はケーキをお土産に買って帰ろうと思いました。また、そのケーキ屋のおじさんが好きなので、ケーキを買ったらおじさんも喜ぶと考えました。また、家族がお土産を喜んでくれたら、私も嬉しい。
そこで、ケーキを買ってどうなったか、、、
おじさんは、注文したケーキの他にシュークリームを、おまけで2個付けてくれました。また、おじさんとは普段そんなに話すわけではないのですが、おじさんから話しかけてくれました。
その日の家族はイライラムードが漂っていたのですが、お土産のケーキがあったことで、一気に場が和みました。また、イライラしている家族の話も聞いてあげたことで、イライラムードは消え去ってしまったのです。
ただ、お土産のケーキを買っただけ。それだけで、ケーキ屋のおじさんも喜び、家族全員が喜び、自分も嬉しくなる。
科学的にも、他人のためにお金を使うと幸福感が感じられることが分かっています。そんな事を抜きにしても、相手を喜ばせることは自分も嬉しい。
皆自分に興味があって、他人には興味がないので、相手を喜ばせることがてぎるだけで、貴重な存在になれるのです。
まずは、簡単なことから他人を喜ばせてみましょう。色々試すなかで、あなたの才能が見つかるかもしれません。
<参考文献>
人を動かす
大富豪からの手紙
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣