自転車移動のメリット
もし、目的地に行く手段の候補として自転車があるなら、自転車を選びましょう。
特に仕事で出張する時、自転車で行ける範囲に目的地があるなら、自転車で行きましょう。
多くの人が、疲れる、暑い、寒いなどの理由で、車や公共交通機関で行こうとします。
しかし、自転車移動には、良いことが沢山あることを理解するべきです。
自転車移動の良い点
1、運動になる
2、グリーンエクササイズになる
3、知らない景色を見るとワクワクする
4、セロトニンが出る
5、デフォルトモードネットワーク状態になれる
1、運動になる
運動になるということは、カロリーを消費します。
デスクワークが多いと、みるみるうちに太ってしまいます。
また、座ったままでいると死亡率が上がると言います。
そんな中、仕事中でも正当な理由で運動ができるのが、「自転車移動」なのです。
2、グリーンエクササイズになる
グリーンエクササイズとは自然の中で行う運動のことです。以下にその効果を列挙します。
・屋外で体を動かすと、気分が明るくなり、楽観的になる。
・日常生活の悩み事から離れ、生命のつながりを強く感じる。
・散歩をすると体内時計のペースが遅くなり、時間が長くなったように感じる。
・苛立った気分を穏やかにする。
・驚き、畏怖、好奇心、希望など、自然の中で過ごすときに湧いてくる感情は、心配事、注意散漫、気分の落ち込みなどに対する天然の解毒剤である。
・自然と触れ合うことで認知能力が向上する。
・屋外で活動的に過ごすと、マインドフルネスの状態になりやすく、自分よりも大きな存在とつながりを感じやすくなり、人間が本来もっている喜びに目覚める。
・ランナーズハイとは違い、グリーンエクササイズの向精神作用は即座に現れる。(内因性カンナビノイドやエンドルフィンなど、脳内化学物質の急激な増加による効果ではないと思われるという。)
・多くの人の脳のデフォルト状態にはネガティブ・バイアスがある。過去のつらい経験を何度も思い出したり、自分自身や他人を批判したり、心配すべき理由をしつこく考えてしまう。グリーンエクササイズは、自己批判や悲嘆、反芻と関連のある脳梁膝下野(のうりょうしつかや)の活動を低下させ、デフォルト状態を鎮静化させる効果がある。
3、知らない景色を見るとワクワクする
自転車で移動する、「こんなとこあるんだー!」という発見が沢山あります。
好奇心が刺激されるのです。
そして、これはコンフォートゾーン(快適領域)を出ることに繋がります。
行ったことのないところに行く。見たことないものを見る。これだけで、コンフォートゾーンを出る事が出来ます。
コンフォートゾーンを出る事は、縄張りから出る行為なので、「怖い」と「面白そう」のせめぎ合いになります。
しかし、行ったことないところに行く。見たことないものを見る。というのは、「面白い」よりの挑戦なので、楽しみながらコンフォートゾーンを出られるのです。
コンフォートゾーンを出ると、成長できます。
コンフォートゾーンの外側に楽しいこと、新たな発見が待っているのです。
4、セロトニンが出る
セロトニンは、心の安定に影響する脳内物質です。
爽やかな気持ちを感じる時に、出ていると言われます。
セロトニンを出す方法は、以下の3つです。
①日光を浴びる
②リズム運動
③咀嚼
自転車移動はこのうちの①と②を満たすので、セロトニンが出ると考えられます。
5、デフォルトモードネットワーク状態になれる
何もしていない時の脳の状態をデフォルトモードネットワークといいます。
この状態の時は、何かしている時とは違う脳の領域が動いています。
そして、デフォルトモードネットワーク状態の時に良いアイディアを思いついたりするのです。
どうでしょうか?自転車で移動することには、沢山のメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか?
是非、「自転車で行ってみる」という選択をしてみてください。