頭が良くなる方法
運動は脳とメンタルを整える
『一流の頭脳』という本を読みました。とても良い本です。
内容は「脳の為に運動しよう」というもの。そして、運動にはどのような効果があるのかを、様々な角度から説明しています。
著者は、無酸素運動(筋トレ)よりも、実験で結果が確認されている有酸素運動を勧めています。
有酸素運動をすると、脳の海馬と前頭葉が発達します。運動によって、脳に血液と酸素が送り込まれ、血管が増えるからです。そして、BDNFという脳内物質が分泌されることで、海馬の成長が促されるからです。BDNFは脳の栄養のようなものなのです。
海馬は記憶力に関係しますし、前頭葉は自己制御に関係しますので、運動すると頭が良くなるのです。
また、海馬と前頭葉にはストレスホルモンからの過剰な反応を抑える役割があるようです。
つまり、普段から運動して海馬と前頭葉を鍛えている人は、ストレスにも強くなるということ。
また、有酸素運動をした後は、創造力も増すとされています。
有酸素運動をしている子供は、普段運動をしていない子供よりも、学校の成績が良いことも分かっているようです。
メンタリストのDaigo氏もYouTube 動画で、同様の事を仰っていました。なんでも、10代で心肺機能が高かった人は頭が良いと言うのです。何故なら、心肺機能が高いと、それだけ脳に血液を運べるので、頭の回転が速くなるらしいのです。
加えて、運動をすると集中力も増します。
更に、運動すると、ドーパミン、セロトニン、エンドルフィンといった幸福を感じる脳内物質が分泌されるので、幸せな気持ちとともに精神が安定します。
『一流の頭脳』は、有酸素運動に以上のような素晴らしい効果があるということを細かく教えてくれています。
人生100年時代と言われますが、有酸素運動を習慣に出来る人と、そうでない人との差が、今この瞬間から既に始まっています。
著者は45分のランニングを週に2回行うことを勧めていますが、短くても効果はあるとも述べられています。とにかく、自分が出来る運動をしましょう。
落合陽一氏は、人生100年時代は健康なだけで価値ある人材になれると述べています。
運動を習慣化し、今から脳を鍛えている人は周囲に差をつけられるのです。
<参考文献>
一流の頭脳
神・時間術
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書